リロケーションについて
従来の借家制度では、入居者保護の立場から、契約期限が来ても貸主側は正当な理由がない限り、契約更新を拒否することができませんでした。そのため、転勤者の方が転勤先から戻ってきても、借主側が賃貸契約を拒むと、自宅に戻れない。というようなトラブルがありました。
しかし、2000年(平成12年)に導入された「定期借家制度」により、一定期間経過後に契約を終了することができ、法的に借主に退去してもらうことが可能になりました。その結果、安心して持家を賃貸住宅とすることができるようになりました。
分譲マンション・一戸建て所有の場合
「転勤で持家を空けるんだけど、数年間後には自宅に戻って生活したい」など期間限定で賃貸したい方は・・・
おすすめの契約形態
定期借家契約
(定期借家契約とは、契約更新がない契約形態です。)
契約種類 | 定期借家契約 |
契約期間 | 原則2年以上であれば何年でも可 |
更新 | ありません |
契約期間 | 入居者との合意にて可 |
解約 | 所有者(貸主)様からの解約は契約期間中はできません。入居者様は1ヵ月前の解約予告にていつでも可能です。 |
持ち家を買い替えるんだけど、手放したくはない」「親から相続したんだけど住む予定がない」など、持家を長期的に賃貸した方は・・・
おすすめの契約形態
普通借家契約
(普通借家契約とは、自動更新型の契約形態です。)
契約種類 | 普通借家契約 |
契約期間 | 1年間 |
更新 | あります。自動更新になります。 |
契約期間 | 入居者との合意にて可 |
解約 | 所有者(貸主)様からの解約は原則としてできません。入居者様からは1ヵ月前の解約予告にていつでも可能です。 |